11月9日(木)一般社団法人町田青年会議所主催にて一般社団法人町田青年会議所2023年度11月度例会『ESDってなんだ?〜持続可能な開発のための教育とは〜』を開催致しました。
本例会を実施する背景として、ESD for 2030が2019年に採択され、世界で持続可能な開発のための教育が展開され、日本においても学習指導要綱が改定され、社会に開かれた教育課程の実現を目指しています。ESD推進において町田青年会議所と都立山﨑高校がESDの理解と推進する必要があると考え 、本例会の実施に至りました。
【ESD(Education for Sustainable Development)とは?】
ESDとは「持続可能な開発のための教育」といい、世界の気候変動、生物多様性の喪失、資源の枯渇、貧困の拡大等人類の開発活動に起因する様々な問題がある中で、これらの現代社会の問題を自らの問題として主体的に捉え、人類が将来の世代にわたり恵み豊かな生活を確保できる様、身近なところから取り組むことで、問題の解決につながる新たな価値観や行動等の変容をもたらし、持続可能な社会を実現していくことを目指して行う持続可能な社会の創り手を育む教育を指します。
本例会は、ESDを大人が正しく知る事を念頭に立教大学ESD研究所所長である河村賢治教授と副所長の上田信教授を講師としてお迎えし、ESDに関し御講談頂き、日頃から子供を指導する大人がESDに対する理解を深め、その理解を元に次代のリーダーを担う子供達に課題を見つけ解決する能力や態度を身につけ磨かれる必要があり、その為のESDの推進の必要性を参加者に訴えました。また、会員にとっても、ESDという新しい時代の教育基準を学び考え、青年会議所として今後どの様に青少年育成に携わっていくべきかを学ぶ契機となりました。
また、ESDの推進拠点であるユネスコスクールに加盟している町田市内の学校の教員や町田市役所職員にも参加して頂き、東京都立山崎高等学校とは持続可能な開発のための教育推進の為、「ESDパートナーシップ行動宣言」に基づき協定を結び、町谷校長からは町田青年会議所と共にESDを共に推し進めていく熱意ある宣言をして頂きました。
この協定の元、町田青年会議所は地域社会との連携を通じて学生達に更なる教育機会を提供することを目指して参ります。