9月12日(木)、一般社団法人町田青年会議所主催並びに町田市共催にて、一般社団法人町田青年会議所2024年度9月度例会「まちだSDGsアワード2024~里山を活用した循環型ローカルSDGsの構築~」を開催いたしました。
本例会を実施する背景として、国連サミットで採択されたSDGsは、その実現に向けて、世界各国及び各地域で取組みが進められています。町田市においても、豊かな自然、農、文化を有する里山の特色に照らして、「町田市里山環境活用保全計画」を策定しており、里山の環境を活かしたSDGsの実現が求められています。
しかし、2022年の町田市の意識調査では、里山環境に関心がありながらも実際に活動した市民は約16%に留まっており、個人や1つの団体の活動では里山の荒廃が止められないのが現状です。貴重な里山の地域資源を活かすためにも、里山に対する市民意識を向上させ、各団体や企業などと幅広く連携・協働する必要があると考え、本例会の実施に至りました。
本例会では、町田ならではの循環型ローカルSDGs構築に向けて、「こんな取組を行えば、きっと町田の里山は活性化するのではないか」というアイデアを個人・団体問わず広く応募を集めさせていただき、そのアイデアを市民の皆様に主体者意識をもって投票していただくことを通じて、里山を活かした循環型ローカルSDGsを構築する機会を創出するとともに、里山資源の重要性及び地域諸団体と連携・協働して取組む必要性を広く認知してもらう機会を提供させていただきました。
応募は22件の里山を活性化させるアイデアが集まり、一次選考では本例会を担当する地域循環共生委員会において独創性、課題解決、持続性、波及性の選考基準により、全応募の中から10件のアイデアに選考いたしました。二次選考では10件のアイデアの中からインターネットによる一般投票にて応援したい取組を最大2つまで選んでいただく形で投票数の多かった上位5件のアイデアを二次選考通過といたしました。そして、最終選考ではインターネットによる一般投票により、応援したい取組を最大2つまで投票いただきまして、得票順で里山グランプリ、里山準グランプリ、里山未来賞、入賞2件を決しました。
二次選考は245名、最終選考では492名の投票があり、合わせて737名の方がインターネット投票を行いました。
表彰式当日は、受賞者5団体の方々、町田市長を始めとする町田市役所の方々が参加され、公務のため現地参加はできませんでしたが、アンバサダーとして初代こども家庭庁担当大臣 衆議院議員 小倉將信様よりビデオメッセージをいただきました。
【里山グランプリ】
アイデア名:「小野路和牛食育プログラム」
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受賞者:萩生田牧場
①Instagram萩生田牧場
②Instagram小野路の和牛
【里山準グランプリ】
アイデア名:里山複合施設ネイチャーパーク
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受賞者:株式会社A.I.FACTORY
①Instagramもつ鍋処さくら
②Instagram CAFE&DINER
③Instagram Caffe Stand 88+
【里山未来賞】
アイデア名:「里山わくわく探検隊プロジェクト」
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受賞者:一般社団法人 未来教育デザイン研究所
Instagram 一般社団法人 未来教育デザイン研究所
【入賞】
アイデア名:「里山音楽フェス」
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受賞者:中村智子 町田出港バンド
Instagram 町田出港バンド
アイデア名:「町はずれのキャンプ場まちキャン」
アイデア概要はこちら
受賞者:Chip munk’s
Instagram Chip munk’s
今回応募された里山に想いを馳せる皆様同士の横の繋がりと、今回投票された方、携わっていただきました方々の相互作用をもちまして、今よりもっと里山に住む人にとっても訪れる人にとってもより良い里山となることを願っております。