子どもと親が共に学ぶ体験的環境学習の課外授業を展開。 2005年5月につくし野小学校と連携する形で始まり、17年4ヶ月継続中。 開始当初の小学校内の課題授業から、地域全体を学びの場とする活動に拡大。 参加費保険料は無償。各種公益財団などからの助成金で賄う。 これまでの延参加者総数1.7万人。総活動開催数280回程度。
私たちの命・健康はどのように支えられているか?を活動の中で都度解説している。 定型発達の児童だけではなく、障害を持った子も積極的に活動に受け入れ、定型発達の事共に体験学習をしている。更に、主に知的遅れの子が対象の放課後デイサービスに出張授業を行い、トリの巣箱づくりを指導し、園庭に取り付けることもした。
環境学習は、地球環境の大きくかつ急激な変化と共に、子供たちや保護者たちのみならず、全ての人の必要度が高く成っているが、それにこたえられる対応がない。学校の教員は、専門分野としての認識・知識は十分でなく、ニーズに応えられていない。保護者を始め一般の成人も、環境問題へ対する意識は次第に高まっているが、それへの具体的な対応方法を得る手段が十分ではない。 当活動は主に未就学児、小中高大学生への環境学習の提供を主な活動目標としているが、広く一般にもは開放し、地域全体としての活動として門戸を全ての人に開いている。
子供たちに、気候変動や環境問題について話すとき、18世紀半ばに起こった産業革命が、長い地球の歴史の中ではほんのわずかな期間で大量の化石燃料を消費し、地球を変えててしまった。でも我々はこの地球から出ていくことはできない宇宙船地球号の乗組員。 今の生活では、もう地球はこれ以上もたない。だから地球を大切にし、これから先に自分たちが生きていく時間も、その先もずっとずっと地球に元気でいてもらえるようにするのはどうしたらよいか?を考えてほしい…と話している。 環境学習の活動としての歴史をかさねてきたが、近年電鉄会社や街づくり組織から、街づくりとしての評価を受け、活動助成や賞を受けるようになり、驚いている。 電鉄会社からは、次第に沿線の人口が減少傾向にある中で、次の世代もこの街に住み続けて行きたいと思えるような街づくり活動であるとの評価を得、予期しなかった方面からの評価で驚いた。
活動の中で、畑でムギを育て、その茎を切ってシャボン玉を飛ばすことをした。 プラスチック製のストローのストローとは、そもそもムギワラ…の事だという説明をしたかったのだか、合わせて、廃棄されたストローが海に流れ、ウミガメの鼻に入り込んだ動画も見せた。プラスチック製のストローは使うのは一瞬だが、ウミガメを苦しませないように責任をもって処理しなくては…という話につなげたのだけれど…陸と海は繋がってもいる。 自分の住む町で、実際に野菜を育て、収穫し、食事として食べる一連の活動は、書物やTV、人の話を聞いて理解したものとは全く異次元の経験を参加者に産んでいる。 実際には、お金を出して近くのスーパーで購入したほうが、何倍も容易に口に入るのだけれど…。豊かさを守るには、その価値を知らなくてはならない。守るためには利用しなくてはならない。使ってこそ豊かさは維持されるし、価値を生む。 市民レベルでできることは、現象をちゃんと理解し。そのうえで、個人でもできる小さな、些細なことを日々実行する事だ…と、参加者には解いている。 Think Grobal! Act Local!
当初は小学校と地域住民・保護者の連携・パートナーシップで活動は始まった。 しかしそれは次第に関係者が増え、つくし野幼稚園を皮切りに、近隣の小学校・幼稚園・保育園に参加者が広がっていった。更に、時間の経過とともに、卒業生の参加が増え、中学生、高校生、大学生を経て既に大学院を修了したのち就職し、活動支援に来てくれている青年もいる。更に、子どもが高学年になり受験や運動・習い事で参加できなくなった際、保護者だけでの参加者も急激に増えている。 地域に関わる多くの関係者のパートナーシップで、今後も活動を地域に発展させていきたい。
企業名 | 環境NPO つくし野ビオトーププロジェクト |
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住所 | 〒194 - 0001 東京都町田市つくし野2-28-15 |
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WEB | https://biotop-project.blogspot.com/ |