一般社団法人つるかわ子どもこもんず

規模：理事3名、学習ボランティア20名（登録者50名）食事提供ボランティア5名　設立：2021年　事業概要：経済的事由、発達特性等による学習困難、不登校等の支援・居場所事業、啓発事業、移動子ども食堂による食事支援　PR:子どもたちが安心安全に過ごせる様々なかたちの場所を地域の方々とともに実施

ゴール達成へ向けたSDGsへの取り組み

目標1：貧困をなくそう

「プラスティックの匂いのするごはんはもういやだ」という言葉を発した子どもとの出会いが学習支援だけでなく”学習とともに食事サポートを行う”という私たちの活動のきっかけとなりました。最初は小さなおにぎり2つ味噌玉をお湯で溶かした紙コップ1杯のお味噌汁から始まりました。いまでは地域の有志がごはん隊を結成、バラエティーに富んだ具だくさんのおにぎりやお味噌汁、小さな手作りデザートまでが提供される食事サポートへと成長しています。おなかが満たされなければ学習どころではありません。地域の農家からの持ち帰り用の野菜の提供など、学習支援の場から助け合いの輪を広げています。

目標4：質の高い教育をみんなに

2018年1月より経済的困難を抱える家庭の中学生、集団での学びの苦手な中学生を対象に通うのに費用のかからない学習の場「無料塾 結い」を開始。高校卒業資格はその後の職業選択にも大きく左右することから補習による高校進学へのサポートを行っている。助成金を活用して受験のための外部テスト費用、各種資格試験の費用の補助も実施し、経済的ハンディによる影響が少しでも軽減されるよう工夫をしている。また「無料塾 結い」に参加していた不登校の子どもから「昼間の居場所がほしい」という切実な声があり、2022年4月より全国的にもめずらしい「無料フリースクール 自由な学び場 SOU！」を開始。学びを広義に捉えて手仕事によるクラフト作品作り、野菜づくりの畑活動、収穫した野菜を子どもたちが料理をするクッキングデー、運動不足解消のスポーツデー等を行い、希望の活動で気力体力が蓄えられた子どもたちを教科学習へ繋げ、誰もが学びの機会を失わないように多岐に渡る活動内容を実施。支援に関わる学生や社会人サポーターは全てボランティアで、地域で子どもたちの学びを支えている。