9月度事業『まちだSDGsアワード表彰式』
9月28日(水)一般社団法人町田青年会議所主催・町田市共催にて一般社団法人町田青年会議所2022年度9月度事業『まちだSDGsアワード2022表彰式』を町田市役所にて開催致しました。
本事業を実施する背景として、昨今ビジネスにおいても浸透しつつあるSDGsですが、今後社会に進出する学生の認知度も上昇している中で、町田市もまちだ未来づくりビジョン2040等、積極的な取組みが行われておりますが、学生に対し、未だその取り組みが十分に周知されているとは言えず、実際には町田市の企業が就職先に選ばれていないのが現状です。そこで、町田市企業が積極的にSDGsに取り組んでいる事を認知もらう必要があると考え 、本事業の実施に至りました。
本事業では、SDGsに取組む企業を顕在化させて地域経済を活性化させるべく、優れた取組みを行っている企業に対し、学生と共にまちだSDGsアワード表彰式を開催し、表彰された企業を広報まちだや町田青年会議所ホームページ等で掲載して市民に広く周知致します。
登録企業は全127社の登録が集まり、町田青年会議所ホームページ内にある「まちだSDG推進企業一覧」の中から、一時選考として10社を選定致しました。
そして、最終選考として、最終選考審査員(内閣府・環境省・ 町田市長他)にて5社を選定、選考された企業にはトロフィーと賞状が授与されました。
■ゴールデンSDGs大賞(最優秀賞-得票数第1位)
受賞者:株式会社 ユニテックス 様(株式会社ユニテックスホームページ)
登壇者:金森 茂生 様
講評:株式会社ユニテックス様の取組みは、カーボン・ニュートラルに直結する取組みです。
大容量デジタルデータの長期保存にCO2が相当量排出されている事にも驚きましたが、その排出量を約90〜96%削減する事が可能との事ですので、より普及される事を望みます。保存システムとして製造業界、放送・映像業界、金融業界、医療業界、政府機関、大学、研究機関等、様々な業界に導入していたり、町田市を拠点として地域経済活性化とSDGs活動に取組む企業が導入していたりと他企業と協働してSDGsの問題に取組んでいらっしゃいます。
大容量データの保存に係るCO2排出量に着目したのは、今後のデジタル化を進める上で大変評価出来ます。これだけの良いシステムがあるのであれば、もっと知られてもよいと思います。
CO2削減に向け、背景や取組み、今後の課題が分かりやすく示されていて、どの様な面に力を入れているのか分かりやすく、また様々な業界に導入されており、世の中のCO2削減に大きく貢献していると感じました。御社の取り組みが町田市に更に認知、展開出来ると、より町田市がカーボン・ニュートラルシティに近づく取組みになると思います。
このたびは誠におめでとうございました。
■ネクストジェネレーション賞(優秀賞-得票数第2位)
受賞者:株式会社 創建 様( 株式会社創建ホームページ)
登壇者:深澤 伸吾 様
講評:株式会社創建様は、「住まいを提供する」だけではなく、地域のまちづくりを積極的に推進する上で、環境を考慮した付加価値の高い商品を提供するという取組みを行われています。
2030年までにCO2排出量46%削減や、今後の課題と展望の部分等の取組みの目標を明確に決めている点や、対外的な取組みだけでなく社員の育成やジェンダー平等などの会社の中の環境を変える点にも注力している点が魅力的です。
2020年と2030年の未来を対比して、具体的な目標や数値が挙げられている為、実際に取組みがどの様な影響をもたらすのかも非常に分かりやすかったです。実際に町田市との間でSDGs協働推進に関わる協定書を締結している等、積極的に国や市と関わりを持ち、成果を出されている点が素晴らしいと思います。
省エネ住宅は脱炭素促進には不可欠な取組みであるので、「省エネ都市まちだ」と言われる様なまちづくりに繋がる事を期待しています。何よりも未来を担う学生からの評価が非常に高い点に、企業としての価値を感じました。建築分野で活躍する女性はまだ少ないと思いますが、御社の中で女性がどう活躍しているのかを示すことで、さらにSDGs活動が広がるものと期待しております。
このたびは誠におめでとうございました。
■まちだサルビア賞(優秀賞-得票数第3位)
受賞者:レンブラントホテル東京町田(レンブラントホテル東京町田ホームページ)
登壇者:田川 祐介 様
講評:レンブラントホテル東京町田様は、ホテルの特性を生かし、フードロス等食品に関する取組みや、環境負荷軽減を意識したサービス提供等、様々な分野でSDGsに取組んでおられます。
LED化や節水、ペーパーレス等、日々の積み重ねが大きな成果に繋がっており、目標達成の為の大切な取組みであると思います。また、御社がSDGsの取組みを一方的に行うだけではなく、「希望者に協力してもらう」「ポイントを付与する」等、参加しやすい形式である点も良いと思います。経済・社会・環境だけでなく、常勤スタッフを対象とした健康診断ストレスチェックを毎年実施しているところが、地域だけでなくスタッフも大切にしている事を感じられます。
SDGsのゴールの項目に対して、目標達成への様々な取組みがなされていて、改めて見直せる部分が多かった事もあり、もっと様々な会社と協力する等の展望が期待されます。経済的な成果がもっとアピール出来れば、他社への展開が更に進んでいくものと思われます。
このたびは誠におめでとうございました。
■まちだキングフィッシャー賞(優秀賞-得票数第4位)
受賞者:シー・エイチ・シー・システム 株式会社 様(シー・エイチ・シー・システム株式会社ホームページ)
登壇者:渋谷 俊彦 様
講評:シー・エイチ・シー・システム株式会社様は、設備施工管理事業者としてのノウハウを生かし、CO2排出削減に取組んでおられ、また、それによる経済効果をしっかり出されています。
そして、コロナ禍という状況下で今迄通りとはいかない時であっても、新たな技術革新への挑戦を前向きに継続されています。環境や社会、経済の事を考え、換気システムを導入した企業が、年間電気料金約20%減を実現出来ている事は素晴らしいと思います。取組み成果として、電気量20%削減、直近2年でCO2関連製品並びに換気システムの約500社、50,000台の導入実績があり、この取組みの展望に更なる期待が持てます。
現状分析や取組みのモデルがはっきりとしている為、包括的且つ戦略的な取組みが非常によく練られていると感じます。今後は、町田市のまちづくりへの効果を、より「見える化」する事で、普及効果が期待出来ると思われます。また、様々な企業とパートナーシップを展開して頂き、地域をより良くする活動を期待しています。
このたびは誠におめでとうございました。
■まちだゼルコバ賞(優秀賞-得票数第5位)
受賞者:FC町田ゼルビア 様(FC町田ゼルビア オフィシャルサイト)
登壇者:大友 健寿 様
講評:FC町田ゼルビア様は、サッカーだけにとらわれない、子供達の発展に寄与する取組みをされており、素晴らしい活動内容です。
現代では、英語力はかなり重要ですが、町田市の理念としても掲げられている「えいごのまちだ~英語教育で選ばれるまちだを目指して~」に基づき、子供達に楽しく英語を学んで貰える様な考え方や環境作りが多く提案されています。多様な企業や団体と協働して創り上げたspoglish(スポグリッシュ)は、英語教育の低年齢化を促進するための素晴らしい成果物です。
日本の人口減少により、外国人が増加傾向にあるこの社会では、使用する言語の多様化が求められます。その為、子供が楽しいと思える運動と英語の教育を掛け合わせるこの取組みはとても魅力的です。
また、Jリーグは本年7月に全試合カーボンオフセットを行い、世界一クリーンなリーグとなる旨を宣言していますので、御社が近隣クラブに先駆けてカーボンニュートラルを達成頂きたいと思います。
このたびは誠におめでとうございました。
町田市において積極的にSDGsに取組んでいる企業様は、是非、引き続きSDGsに取組んで頂ければと思います。皆様からの沢山のご応募、この場をお借りして御礼申し上げます。誠にありがとうございました!